Aさん 医薬研究部 マネージャー

INTERVIEW
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医薬研究部 マネージャー

Aさん

博士(歯学)
2024年入社

今まで、どのような研究をされてきましたか?

学部では人工臓器の開発として組織の3次元構築にチャレンジしました。
その後、医学系研究科でバイオ人工臓器の開発の研究に励みました。

全ては癌により臓器不全になった患者さんの臓器を新しく作り変えてしまえば死亡率を下げることができるのではないか、との発想から研究に取り組みましたが、工学部から医学研究科へ進んだことで取り扱うべき対象が化合物から細胞へと変わったのは大きな変化でした。

その後、臓器の中で最も未知な機能が多い脳神経科学の領域を学び、生態をコントロールしている脳がどのように関わり、生存のための自己防衛反応が働き生命を維持しているのか。その謎を少しでも解明したいと思いました。
正常な脳の構造や機能が分かって初めて病態変化に気づくことができます。
とても良い勉強をさせて頂いたと感じております。

現在の仕事内容は何ですか?

中枢神経(脳と脊髄)疾患全般の非臨床薬効薬理試験を担当しています。
神経疾患モデルを作製し、開発候補化合物の薬効を評価しています。

マネージャーとして日々意識されていることはありますか?

チームメンバーが、上下関係なく意見を積極的に言えるような環境つくりを心がけています。
また、当社の研究員はアカデミア出身の方も多く、そのような方々にとってはアカデミアの基礎研究と企業での研究開発のギャップを感じることもあると思います。
そのため、勉強会では、そのようなギャップを埋めるような説明を常に心がけており、多様なバックグラウンドの方に長く働いていただき、後々にリーダーをなってメンバーを引っ張っていく存在になってほしいと考えています。

仕事をしていて、どのような時にやりがいを感じますか?

研究では、予想通りの結果が得られたときや、予想外の結果から新たな発見につながったときにやりがいを感じます。
また、研究以外では、一緒に働く仲間が楽しそうに仕事をしている姿を見たときや、「働きやすい環境ですね」といった声をもらったときにも、大きなやりがいを感じます。

1日のスケジュール

9:00出社
9:00~9:30会議
9:30~12:00動物実験
12:00〜13:00昼休憩
13:00〜16:30実験の続き、会議が入る場合もあり
16:30~18:00翌日以降の実験の準備
18:00退社

当社の魅力や働きやすさについてどのように感じていますか?

医薬研究部では疾患モデルを作製して行動、病理、生化学解析を行っています。
疾患ごとにチームに分かれており、1日のスケジュールを随時確認しながら業務を進めています。
人数が多い部署ではないのでチーム外のメンバーとも協力して作業していることもあり、気軽に話しができる環境だと感じています。

入社を検討している方へのメッセージをお願いします。

当社は部署が細分化されておらず、ベンチャー企業ならではの小さな組織です。
だからこそ、自分の所属している部署以外でどのような業務が行われているのか、自分の部署が他の部署とどう関わっているのか、そして自分自身が会社にどう貢献しているのかを実感しやすい環境だと感じています。

自分の立ち位置が明確になることで、「自分がこの会社にいる意味」や「この会社で目指したい目標」を自然と見つけることができます。
そしてそれが、仕事を楽しむモチベーションにつながるのだと思います。

私たちは、「まだこの世に存在しない薬」をつくり出し、それを世の中に届けようとしています。これまで治療が難しかった多くの患者さんの力になれると信じて、日々研究に取り組んでいます。
そんな想いを共有し、一緒に挑戦してくださる方と、ぜひ研究を進めていきたいと思っています。