継続的な事業活動している企業にとってサステナビリティへの取り組みは必要不可欠であり、これらの課題を対処することによってはじめて企業の社会的責任が果たされると我々は考えております。ステムリムは世界中の患者さんに画期的な新薬をお届けするべく、創業以来「再生誘導医薬®」の開発を進めてまいりました。これを実現するには、さらなる挑戦とともにサステナビリティへの取り組みが不可欠と考えております。ステムリムにとっての中長期的な事業領域における社会問題を定め、環境(Environment)、社会(Social)ガバナンス(Governance)の視点から、持続可能な社会への取り組みを推進してまいります。
私たちは毎日の暮らしの中で多くのエネルギーを消費しています。その消費は便利で快適な生活を提供する一方、非常に多量のCO2を排出するとともに、地球温暖化を促進し、我々の生態系を脅かす存在になりつつあります。ステムリムでは、すべての経営資源を最大限有効に活用することにより、グローバルで持続可能な社会の実現を目指し活動を推進しています。また分別廃棄の徹底や節電によりCO2を削減し、よりよい社会の創造に貢献いたします。
当社では全社員で環境や社会のサステナビリティに関する問題を認識し、CO2排出量の削減を目指して取り組んでおります。限りある資源を最大限に活用し、低炭素社会の構築に貢献いたします。具体的には以下の取り組みを行っております。
遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法)順守に努め、適切な管理を行っています。
当社では分別廃棄やリサイクル率向上を通じて、循環型社会の創造に努めます。不要品の消費を見直し。循環型社会の実現に向けて取り組みます。具体的には以下の取り組みを行っております。
人権とは、人間の尊厳に基づいて各人が保有している権利であり、人権が尊重される社会は国籍、性別、年齢等の差異に関わらず、人々の尊厳が保たれ可能性が発揮できる社会であると考えられます。また、すべての企業は社会の一員であり、社会的責任として「人を大切にする」あるいは「人権を尊重する」といったことが求められます。ステムリムでは、人権を尊重する経営を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。また従業員全員が会社の一員としての自覚を持ち、個々人が最大限の能力を発揮できるような環境づくりを目指します。
ステムリムでは、性差、年齢、国籍、学歴、職歴、雇用形態などの異なる人材が互いを認め合い、個々の能力を十分に活用できる職場環境を目指し、活動を推進しています。
日本の少子高齢化のスピードは先進国の中でもトップクラスであり、女性活躍推進は、少子高齢化に基づく生産年齢人口の減少が進む中で喫緊の課題とされ、政府の成長戦略の一つと位置付けられています。ステムリムにおける女性従業員比率は約5割と主要製薬会社10社の平均23.6%を大きく上回っており、社会からの期待に応えるとともに、多様性による企業競争力の観点から、女性社員のエンパワーメントを推進しています。
ステムリムでは、従業員のワークライフバランス向上や柔軟な働き方の推進のために、時差出勤制度、育児期間中の時短勤務制度を導入しています。また、従業員ごとの業務の都合に合わせ自由に昼休憩をとるなど、フレキシブルな時間管理を推進しています。
ステムリムでは障害を有する人もそうでない人も、分け隔てなくともに働くことができる職場環境の実現に努めています。障害の有無にかかわらず、能力・適性の高い人材の採用を強化しています。
今日の企業を取り巻く状況は顕著に変化しており、「従業員及びその家族の健康」という要素が、企業経営に大きな影響を与える可能性が生じてきています。増加し続ける国民医療費は健康保険料の上昇につながり、結果的に企業負担の増加につながりかねません。
ステムリムでは「健康」を単純に疾患でない・怪我をしていないとするのではなく、心身ともに健やかで仕事に取り組める状態こそが「健康」と考えております。従業員一人ひとりが会社を存続していく上での貴重な経営資源として認識し、健康で安全な職場環境の形成を推進しています。すべての社員が能力を最大限に発揮できる職場環境を整備し、会社の持続的な発展と社員のワークライフバランスの充実に努めます。
ステムリムではあらゆる業務において従業員の健康・安全を最優先に考慮いたします。従業員が心身ともに健康であることに努め、自己の能力が最大限に発揮できるような職場環境づくりに努めます。
ステムリムでは従業員の安全・健康を第一に考え日々の研究・業務を行っております。災害のない職場環境構築のために今後も労働安全衛生の取り組みを強化していく予定です。
年2回の消防訓練に参加しており、従業員の防災意識向上に努めております。
創薬の研究開発プロセスにおいて、人由来試料を利用した研究の重要性が増すなど、十分な倫理的配慮の必要性が高まっています。ステムリムは、医薬品医療機器等法(旧薬事法)をはじめとする関連法規の遵守に努め、 人権の尊重や個人情報の保護、研究成果の信頼性確保を目指しております。
医薬品の有効性や安全性を確認するためには、動物を用いた実験が不可欠です。ステムリムでは、動物福祉の観点に配慮しつつ、科学的観点に基づく実験動物の飼養管理および動物実験の適正な実施に努めております。
ステムリムでは毎週取締役と研究責任者との研究会議を設け、作業進捗の確認を行うとともに、研究活動における不正行為がないか相互確認に努めています。
ステムリムでは「NPO法人表皮水疱症友の会DebRA Japan」、「社会福祉法人復生あせび会(稀少難病者の会)」に寄付金を提供しております。稀少難病者の活動支援に貢献いたします。