再生誘導医薬®について

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再生誘導医薬®は、生きた細胞を一切用いることなく、『化合物の投与により、組織・臓器の再生を誘導する』新しい作用メカニズムに基づく医薬品です。
再生誘導医薬®の投与によって 、体内の幹細胞を活性化させ、組織修復能力を促進することで組織・臓器の再生を誘導します。

当社のサイエンティフィックファウンダーである玉井克人により再生誘導医薬®のメカニズムが発見され、その実用化に向けた研究開発が進められてきました。

私たちの身体には、怪我や病気で損傷し失われた組織を自ら修復し再生する、自己組織再生能力が備わっています。

これは様々な組織へ分化できる幹細胞が身体の中に存在するためであり、幹細胞が損傷組織において必要に応じた増殖能と分化能を発揮することで、組織の機能的な再生が促されます。

再生誘導医薬®は、組織再生能力の基盤となる幹細胞の供給量を増やすことで、組織再生を促進し、私たちの身体が本来備えている組織再生能力を最大限に効率化します。

患者さんご自身の体内で、患者さんご自身の幹細胞による再生医療を実現することが、ステムリムの目指す再生誘導医薬®のコンセプトです。

再生誘導医薬®の作用機序

  1. 静脈注射等で血液中に再生誘導医薬®を投与することにより患者自身の体内に存在する幹細胞、特に骨髄内に存在する間葉系幹細胞を刺激し、血液中に放出。
  2. 骨髄から血液中に放出された間葉系幹細胞は、末梢血循環を介して身体中に運ばれ、損傷により低酸素状態になった組織から放出される特有の化学物質(ケモカイン)を目印に患部に集積。
  3. 患部に集積した間葉系幹細胞は、抗炎症作用を発揮し損傷部位の炎症を鎮め、かつ組織の線維化(瘢痕形成)を抑制しながら、幹細胞の多分化能を発揮することで、行き着き生着した組織の環境に応じた、適切な種類の細胞に分化を遂げ、損傷した組織の機能的な再生を促進。
再生誘導医薬®の作用機序の図